『モースの見た日本』 モース・コレクション日本民具編
2013年 02月 26日
私は「本好き」ですが、「読書好き」というわけではありません。
面白いタイトルや、装幀の良さ、手触りなど気に入った本を買うのが好きで、「読む」のは二の次、三の次なので、読まれずに仕舞われてしまった本たちがたっくさん!(;^^)
これはちょっとなんとかしなければ。
というわけで整理と確認を兼ねて、手持ちの本をupしていこうと思った第一弾です。
『モースの見た日本』
モース・コレクション日本民具編
セイラム・ピーボディ博物館蔵
構成:小西四郎・田辺悟 撮影:押切隆世 翻訳:大橋悦子
小学館 1988年発行 『百年前の日本』第2弾
アメリカ、ボストン郊外にあるセイラム・ピーボディ博物館には、3万点に及ぶ日本民具が収蔵されている。
それらはエドワード・シルベスター・モースによって、明治10年6月~16年2月のほぼ6年間に、北海道から九州まで各地で収集され持ち帰られた物たちである。
本書は、博物館に展示されている実物の写真、当時の人々や風景の写真、モースの日記とスケッチによって構成されており、100年前の日本民俗を知ることができます。
私の一番のお気に入りは、店舗の看板です。
・八百屋の看板
・薬屋(左:緩下剤 右:胃腸薬)
他にも解熱剤が金魚だったり、脚気診療所は膝から下の脚だったり、ユーモアがあって楽しい♪
日用品、台所用品、子どもの玩具、人形、櫛、簪、髪結い道具、お歯黒の道具(!)、大工道具や農具、漁猟具、蓑、駕籠、などなど。。
中には、なんでこんなものまで!?といったものも。
・100年前の泥のついた、履きつぶした下駄↓
モース・コレクションの珍しい所は、食品もあるところ。
国産ワイン(飲みかけらしいw)、瓶入り醤油、金平糖、落雁のような和菓子。。
・大阪、凮月堂の羊羹
コンビーフの缶のようにして開けるんですね。。
中身はいったいどんなことになっているのやら。。
・イナゴの佃煮
100年前のイナゴたち。。。形が残ってる ((( ゚д゚;)))
・岡倉天心が贈った鰹節
それはもう、「不思議の国 ニッポン」だったんだろうねえ。。
・農家の人々
・子どもたち
モースは、「日本は子供たちの天国である」と日記に書いています。
日本ほど子供が大切に扱われている国はない。
常に母親か姉か誰かの背中に乗せられている。
両親からもそれ以外の大人たちからもたくさんの寵愛を受け、自由を享受している。
そして日本の子供ほど両親を敬愛し老人を尊敬してる国は世界中どこを探してもいない。
と書いています。
モースが見たのは「全て」ではないだろうけれど、一度ならず日記に登場していることから、よほど印象に残る事だったのでしょうね。
翻って、子どもが犠牲になる事件の多い昨今の日本は、なんと寒々として悲しいことか。
もしモースが見たら、なんと言うだろう。。。
さて、一ページずつ全部写真に撮って載せたいくらいでキリが無いので、これでおしまい。
気になった所だけの文章を拾い読みした「半未読」の状況。。(´・ω・`)
蛍光灯の明かりに無頓着だったため、本棚に置いて表紙が色あせてしまったのがとても残念です
面白いタイトルや、装幀の良さ、手触りなど気に入った本を買うのが好きで、「読む」のは二の次、三の次なので、読まれずに仕舞われてしまった本たちがたっくさん!(;^^)
これはちょっとなんとかしなければ。
というわけで整理と確認を兼ねて、手持ちの本をupしていこうと思った第一弾です。
『モースの見た日本』
モース・コレクション日本民具編
セイラム・ピーボディ博物館蔵
構成:小西四郎・田辺悟 撮影:押切隆世 翻訳:大橋悦子
小学館 1988年発行 『百年前の日本』第2弾
アメリカ、ボストン郊外にあるセイラム・ピーボディ博物館には、3万点に及ぶ日本民具が収蔵されている。
それらはエドワード・シルベスター・モースによって、明治10年6月~16年2月のほぼ6年間に、北海道から九州まで各地で収集され持ち帰られた物たちである。
本書は、博物館に展示されている実物の写真、当時の人々や風景の写真、モースの日記とスケッチによって構成されており、100年前の日本民俗を知ることができます。
私の一番のお気に入りは、店舗の看板です。
・八百屋の看板
・薬屋(左:緩下剤 右:胃腸薬)
他にも解熱剤が金魚だったり、脚気診療所は膝から下の脚だったり、ユーモアがあって楽しい♪
日用品、台所用品、子どもの玩具、人形、櫛、簪、髪結い道具、お歯黒の道具(!)、大工道具や農具、漁猟具、蓑、駕籠、などなど。。
中には、なんでこんなものまで!?といったものも。
・100年前の泥のついた、履きつぶした下駄↓
モース・コレクションの珍しい所は、食品もあるところ。
国産ワイン(飲みかけらしいw)、瓶入り醤油、金平糖、落雁のような和菓子。。
・大阪、凮月堂の羊羹
コンビーフの缶のようにして開けるんですね。。
中身はいったいどんなことになっているのやら。。
・イナゴの佃煮
100年前のイナゴたち。。。形が残ってる ((( ゚д゚;)))
・岡倉天心が贈った鰹節
それはもう、「不思議の国 ニッポン」だったんだろうねえ。。
・農家の人々
・子どもたち
モースは、「日本は子供たちの天国である」と日記に書いています。
日本ほど子供が大切に扱われている国はない。
常に母親か姉か誰かの背中に乗せられている。
両親からもそれ以外の大人たちからもたくさんの寵愛を受け、自由を享受している。
そして日本の子供ほど両親を敬愛し老人を尊敬してる国は世界中どこを探してもいない。
と書いています。
モースが見たのは「全て」ではないだろうけれど、一度ならず日記に登場していることから、よほど印象に残る事だったのでしょうね。
翻って、子どもが犠牲になる事件の多い昨今の日本は、なんと寒々として悲しいことか。
もしモースが見たら、なんと言うだろう。。。
さて、一ページずつ全部写真に撮って載せたいくらいでキリが無いので、これでおしまい。
気になった所だけの文章を拾い読みした「半未読」の状況。。(´・ω・`)
蛍光灯の明かりに無頓着だったため、本棚に置いて表紙が色あせてしまったのがとても残念です
by gin_no_tsuki
| 2013-02-26 01:17
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