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中年主婦の道楽な日々


by 鬼灯 (きちょう) ~ funka_omi~
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シュヴァンクマイエル映画祭2015も明日までとなりました。
私としては今日が最終日でしたので気合十分で出かけたところ開場の30分前に到着、
並んでいる人がいなかったのでイメージフォーラムの外観をパチリ。
今回の映画祭で初めて来館した映画館でしたが、階段にフライヤーを並べて置いてあって面白いし通っちゃいそうです012.gif
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始めはプログラムB「オテサーネク
チェコの民話を基にした長編です。

子供のできない夫婦が、庭で掘り起こした木の切り株を赤ちゃんとして育て始める。
しかし切り株の赤ちゃんは食欲旺盛でミルクや離乳食では足らず、飼い猫や訪ねてきた人々を襲い食べてしまう。

切り株が歯の生えた口でものを食べたり血がガラスに飛び散ったりと、なかなかホラーでスプラッタでした。。008.gif
それでもただ恐怖映画とならないのがシュヴァンクマイエル!
人を襲って食べたとわかっているのに、「息子」可愛さでかばい続ける両親の不気味さ。
狂気から切り株を本当の赤ん坊と信じているわけではなく、切り株の怪物(オテサーネク)とわかっていてそれでも「息子」として愛している気持ち悪さです。
さらに、階下の女の子は赤ん坊がオテサーネクと知りながら、地下室で世話をしはじめるのです。
お腹を空かせたオテサーネクのために、アパートの住人達をクジで選んでエサにしていきます。
そのくじ引きの中に自分の両親も含めているのですから、思わず「えぇ!?」と心の中で叫んでいました(;^^)
少女は決して「異常」なのではなく、純粋に自分が「守って」「世話」をすることに喜びを感じていたようです。



やだわ、スプラッタな場面よりも、じわじわ怖くなっていくわ。。
子どもって怖いわ。純真さって怖いわ。・゚・(゚`д´゚)・゚・。


引き続き、13時半からはFプログラム「部屋」「対話の可能性」など短篇7作を観ました。
私のお気に入りは、「部屋」と「地下室の怪」です。

男性が部屋からの理不尽ないじめにあう部屋」は、気の毒なんだけどつい笑ってしまいます。
あの部屋から出られないのだとしたら、笑える話どころではないのだけど。
オチは結局なんだったのか、男性はその後どうなるのか気になるところですが、蛇足ってもんでしょう。

アパートの地下へジャガイモを取りに行った少女が、黒猫に邪魔されさまざまな怖い目にあう「地下室の怪
きっと母親に「ジャガイモ持ってきて」とおつかいを頼まれたんだろうなあ。
暗くて湿った地下室がさまざまな怖い妄想を引き起こしたのだろうね。
(と、パンピーな頭は自分の理解しやすい方へもっていこうとするw)

階段をどんどん下って地下室へ入っていくって、それだけで怖いものね。。


というわけで、全6プログラムを観終わりました。
面白かったなあ!016.gif

受付で、アリスとオテサーネクのポストカードセットを購入。
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DVDを買おうと思っていたのだけど、やっぱり映画館で観たいと思い直しやめました。
きっとまたどこかの映画館で上映してくれるだろうから、それを楽しみに待つことにします♪♪






by gin_no_tsuki | 2015-03-12 23:34 | 映画
シュヴァンクマイエル映画祭 4作めはCプログラム「サヴァイヴィング・ライフ」を観てきました。
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夢の中の女性に好意を持ち夢の続きを観たいと願う中年男性は、夢判断を解きながら失われた過去を受け入れていく。
ストーリーは実際にシュヴァンクマイエル自身が見た夢を基にしているのだとか。
シュールな映像のなかで、現実と夢の世界の境界があやふやになっていきます。
夢の世界の謎のお婆さんの存在に引っ張られるように、どんどんのめりこんで観ていました。
最後は母子の思い出に切なくて涙が出そうになりました。
まさか、そんな感動物語ではないはずww

写真や画像のコラージュが面白かったです~016.gif




**追記**
私は、主人公は失っていた過去を取り戻したことで、夢の世界を吹っ切り現実世界へ戻ってくるのだと思っていた。
また夫婦仲良く暮らしていけたらいいね~なんて思っていたのだけど、
娘はまったく逆に感じたようで、
「若くして自殺した母親に呼ばれて死の世界へ行ってしまったんだね」と言っていた(´・ω・`)
そ、そうなのか。。
そう言われればそんな気もするけど。。

私は楽観すぎるのか。。。008.gif



by gin_no_tsuki | 2015-03-05 19:16 | 映画
シュヴァンクマイエル映画祭はAプロ「アリス」とDプロを観ました。

 シュヴァンクマイエル映画祭 上映作品

シュヴァンクマイエルを知るきっかけになった「アリス」は数年前に早稲田松竹で観て以来映画館で観るのは2度目です。
可愛らしいアリスと不気味な登場人物(人物?)の対比や、小さくなったアリスが人形で表現されているのも面白いのですが、
一番印象的なのはスクリーン一面に大写しになったアリスの口が「ト書き」を語っていることでした。

他の作品も観るようになって、口のアップや食べるシーンはシュヴァンクマイエル映画の特徴であると知りましたが、
初めて見たときは、なんとも不思議な気持ちになります。

ドードー鳥もチェシャ猫も出てこないけど、一度観たら忘れられず何度でも観たい映画になりました。

アリス 予告編



映画館近くの昭和な喫茶店で昼食代わりにケーキとコーヒーを。

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1時半からは、プログラムの人形劇などの短編7作を観ました。

「魔法のサーカス」「棺の家」「エトセトラ」「ドン・ファン」
「コストニツェ」「レオナルドの日記」「アッシャー家の崩壊」

棺の家もドン・ファンもかなり残酷でグロくて、実写でやったら目を覆いたくなるような映像も、「人形」が演じると
どこかコミカルに見えてついクスリとしてしまいます。
「人形」といっても「ドン・ファン」は「人間が人形の上半身を着て人形劇を演じる」という、なんだかよくわからない手法ですが。
それが可笑しさを見せるのでしょうかね~?

私は平面で絵が動いていく「エトセトラ」が好きでした016.gif



by gin_no_tsuki | 2015-02-26 23:19 | 映画
昨日から渋谷イメージフォーラムで「シュヴァンクマイエル映画祭」が始まりました。
3/13(金)まで週替わりで6作品上映されます。
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先ずは、プログラムを観てきました。

↓シュヴァンクマイエル映画祭 上映作品
http://svank2015.jimdo.com/

短篇6作品のうち、
「J.S.バッハ G線上の幻想」「庭園」「ジャバウォッキー」が好きでした。
中でも「庭園」は不条理で「???」となりながらも深く心に残る作品でした。

郊外の友人の家を訪ねると、老若男女さまざまな人々が手を繋ぎ家の周りを生垣のごとくに囲んでいる。
不審に思う友人に「彼らは自主的に立っているんだ」と家主は答える。
「自主的に?…」「そう、自主的に」
家主は、飼っているウサギを自慢げに披露したりするが友人は生垣の人々が気になって仕方がない。

東欧の現代史は全く詳しくありませんが、撮影当時はチェコスロバキアて社会主義国だったわけですし、
もしかしたら、国民は国家のためにある、政府が押し付けた思想ではなく国民が自主的に国家のために尽くしているのだ、
というような状況への「批判」だったのかなあと思ってみたり。。

それも私にはわかり得ぬことですし、ただ「悪夢的不条理な話」としてそのシュールさを楽しんでいます。

本当に「不思議な物語」です。


シュヴァンクマイエルの映画を観たあとは、自分の動きが一挙手一投足すべて彼によって動かされているような気がしてきます。
日常生活の動きでさえ、そこに自分の意思はないような。。
不思議な感覚に捉われます。





by gin_no_tsuki | 2015-02-22 23:55 | 映画
汐留ミュージアムから日比谷へ向かって、歩行者天国の銀座を歩きました。
銀座なんて、ほとんど縁のない街ですので、こんなふうに大通りから裏道をブラブラ歩いたのは初めてです。
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あらー、素敵なビルがあるわ012.gif
って、立派なオノボリさん状態で歩きましたww

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まっすぐ行って左に曲がれば有楽町で、すぐわかるとタカをくくって歩いていましたら、しっかりと迷ってしまいTOHOシネマズ周辺をウロウロ。。

やっとシネマズシャンテをみつけたのは、開演30分前。
やれやれ。。(;^◇^)

小説を読んだのは、もう10年以上前になるかな。。
辛くて悲しくて、でもたくましく生きる双子の物語に夢中になったものでした。

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第二次大戦中のハンガリーで、親と離れ過酷な運命に耐えて生き抜く双子の物語です。

ずいぶん前に読んだので詳しいストーリーはすっかり忘れたけれど、けっこう残酷なシーンも多かった記憶があり、それが映像でどう表現されているのか、リアルすぎても嫌だし無かったことにされていたらもっと嫌だし。
と、期待と不安で開演を待ちました。

だいぶソフトに表現されていたものの、何度かビクっと体が竦む場面もありました。
それでも嫌な後味とはならず、心が折れることがなかったのは、双子が素晴らしく美しかったからかしら。。

寂しい哀しい物語なのに、美しかったなあ。。053.gif

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ぜひ、この双子くんたちで、続編も撮ってほしいと思います!!016.gif





by gin_no_tsuki | 2014-11-03 23:19 | 映画
4,5日前のこと。
Windows7が起動しなくなって焦りましたが、電源を外して放置していたところ、何だか知らないけどまた起動できるようになりました。
バッテリー内臓されているのにずっとアダプターで繋いでいたから、過充電になっていたのかも。
そういえばいつも熱で熱くなっていたし、内臓ファンがすごい音して動いていたなあ。。とも。
勝手な素人判断ですw
とりあえず自動修復と復元をしたら、以前よりもサクサク動くようになりました。ヽ( ´ ∇ ` )ノ

でもまたいつ動かなくなるかわからないので、データ保存をしてメンテナンスへ出そうと思っています。
きっと埃も溜まっているだろうし。。


ところで先週、嬉しいお届け物がありました。
自分で買ったんですけどw

(1)今秋10/3公開予定の映画「悪童日記」のチケットカードとおまけのノートです。

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普通の紙の前売り券でもよかったんだけど。
なんとなくチケットカードというものを使ってみたくて♪

オマケのノートは思ったより薄くてペラペラです。
まあね、オマケですし、「貰ったこと」が嬉しいです

アゴタ・クリストフ作「悪童日記」は早川書房で刊行された当時、新聞などで絶賛されていましたので、興味をもって読みました。
その作品にすっかり魅せられてしまい、続編、続々編を心待ちにして読んだものでした。

この映画化を機に読みなおそうと書棚を探しましたがみつからず。
あれ、押し入れのダンボールに仕舞ったかなあと何箱が開けてみたけどみつからず・・(´・ω・`)

文庫化されているので、買って読んだ方が早そうですw

ともあれ、10月が楽しみです。
どこの劇場へ見に行こうかなあ~060.gif






by gin_no_tsuki | 2014-08-24 13:51 | 日記
::8月22日現在::
7/27(日)、仕事の帰りに109シネマズグランベリーモールで、『GODZILLA』を観ました。
もう一度IMAXで観ようと思っていたのに風邪ひいて、熱が下がった後もなかなか咳がとれなく結局IMAX上映期間中には行けませんでした。

そして下書き保存してあったはずの私の日記も…。。。
無い…。。
なんで?
なんで残ってないの?(´;ω;`)

けっこう一所懸命、書いたのに。
長々と書いたのに。。囧rz。。

「下書き保存」をクリックして、保存完了を確認せずに閉じたんだろうなあ、きっと。。

というわけで、さっくりと記録として残しておこうと思います。

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総じての印象は、ひたすらゴジラがカッコよかったです。
序盤に全体像を見せず、背ビレやシッポしか見えないのもよかったし、崩れたビルの噴煙の中にボンヤリと現れたのもよかった。
監督、ゴジラの見せ方知ってるなあ!016.gif

舌が動いていた!
舌が動くゴジラは、ビオゴジ以来2体めです!ヾ(≧∇≦)ノキャ


ゴジラ以外の怪獣が出るとは知らなかったため、未知の巨大生物はゴジラだと思いその形態の一部が見えたときは「???」となった。
ゴジラだけを描く映画だと思っていたので、怪獣対決なのかと少々がっかりしたわ。
でも、「怪獣」ではなく人類以前から「地球に存在する生物」で、その生存本能に従って行動しているだけという設定に納得。
そして彼らの前では人間は完全に無力で何一つ解決策を見いだせず、逃げ惑うだけというのもよかった。
特にハワイにムートーが現れたときに、軍用機の制御が効かずボロボロと落ちていくシーンが本当に恐怖だった。
映画中、一番怖かったかもしれない 。。(((( ;>Д<)))

あと、橋のシーンも怖かった。
スクールバスの運転手さん、頑張ってたな。かっこよかった!(`・ω・́)ゝ

ゴジラたちから見れば人間なんてどうでもよい存在なのだろうけど、人間から見たらあれは「戦争」だったと思う。
山奥の鉄橋シーンは、「遠すぎた橋」を思い出させた。
作り手が意識したのかどうかは知らないけれど、「戦争映画」としても観ることができるなあと思った。
超上空からパラシュート部隊が飛び出すシーンも悲しかった。。
そういう意味では、日本の初代ゴジラをちゃんと意識してくれたのかなあとも思う。
「核の恐怖」的存在として描かれなかったのは少し残念だったとしても。

ビルをぶち壊してのムートー対ゴジラは、すごい迫力だった!
メイキングを見ていないのだけど、まさか円谷さんみたいにミニチュア作ってたりしないよね?CGよね?w
CGってもっと軽く見えるかな、重量感無いんじゃないかなと思っていたけど、そんなことはなかった。
私の認識が古すぎなのね。。汗
今のCG映像ってすごいんだなあ!

ゴジラが倒れて目を閉じると、「いやぁ!起きてぇ!」とまるで子供のように心の中で叫んでいたw
ほんとゴジラ好きよなあw012.gif

最後の、ムートーの口を押えて放射能熱線(で良いのかな?)をブチ込むシーンに、思わず「ひえぇぇぇ!ΣΣ(゚д゚lllノ)ノ」となった。
げろげろ。。。

芹沢博士(渡辺謙)の存在が必要だったのかどうか、いまいちわからなかった。
第二次世界大戦時の原爆を語る時計のシーンが大幅カットされてしまった(パンフに書いてあった)せいかもしれない。
でも最後のセリフは、山根教授みたいで良かったな♪
芹沢さんといえば、下の名前は猪四郎だった!
もちろん、本多猪四郎さんへの敬意だよね

なんか、観劇直後はもっといろいろ感じて書き残していた気がするんだけど。
また思い出したら、書き足しておこう。

車酔いしやすいから今まで3Dは敬遠したいたのだけど、IMAXはぜんぜん平気だったな。
むしろ字幕が手前に見えるので、いつもより目が疲れなくて楽だった。
必死に文字を追う必要が無かったからかも。

IMAXだからって、飛び出してくるわけじゃないのねw
(冗談で、ジャミロクワイのゴジラMVみたいに見えるかな~って言っていた)

帰り、物販でソフビゴジラを買った。
1500円
なかなか良い出来だと思う。
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もちろん、フィギュア付きドリンクカップもね
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IMAXはもうやっていないけど、普通の3Dはまだ上映しているみたいだから、もう一度観に行きたいな043.gif





by gin_no_tsuki | 2014-07-28 23:27 | 映画
ヤン・シュヴァンクマイエル 迷宮の法則
・『アリス』 1998年
・『シュヴァンクマイエル短編集 対話の可能性』 1967~1989年

早稲田松竹
http://www.wasedashochiku.co.jp/lineup/nowshowing.html

4/25から5/1までの上映なので、今日の休みを逃してはならじ!と、行ってきました。
1本ずつかと思いきや、2本立てで1300円! 嬉しい~♪
早稲田松竹は、外観も中も、なかなかレトロで素敵な映画館でした。
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『アリス』は、ルイス・キャロル原作の「不思議の国のアリス」を下敷きにしているのだけど、だいぶグロくて怪しい妄想世界だったわ。
三月兎のお茶会シーンも、まったく狂躁的ではなくてむしろ鬱鬱としてるし、少女の夢というよりは”悪夢”のようだった。
懐中時計を持って走る兎の剥製は、ぜんぜん可愛くなくて不気味!ww
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パンフレットを買って帰ろうと思っていたのに、忘れてしまった。。orz

『シュヴァンクマイエル短編集 対話の可能性』は、1967年~1989年の間に発表された短編映画のうち8本を上映。
クレイメーション「対話の可能性」、「闇・光・闇」が好き♪
あと「男のゲーム」も、サッカー選手の頭をつぶして棺おけ行きにして得点していくという、見ようによってはかなり悪趣味な映像だけど、滑稽でクスクス笑っちゃうんだよね。
私はもっと笑いながら見たかったけれど、ほぼ満員のお客さんたちはすごく真剣に見ていて、誰も笑わないので、我慢するのが大変だったわw

見終わった直後よりも、帰宅して家族に話しているうちに、また観たいと思うようになってきた。
私の話を聞いて息子も見たいと言うし、Amazonで買おうかな。。

ヤン・シュヴァンクマイエル アリス [DVD]

コロムビアミュージックエンタテインメント


by gin_no_tsuki | 2009-04-29 23:50 | 映画
4/1、渋谷BUNKAMURAで、映画『ホルテンさんのはじめての冒険』を観ました。
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official site
http://www.horten-san.jp/
監督・脚本:ベント・ハーメル
2008 ノルウェー

ホルテンさんが出くわした身の回りのちょっとした”事件”たちは、「冒険」といえるほど大袈裟な出来事じゃなかったけれど。
日常の生活のなかで、それらのことに気づくか気づかないかの違いなんですよね。

きっとホルテンさんは、40年以上も生真面目に仕事ばかりしていて、自身のまわりに起きていることに目を向けることが無かったのかもしれません。
住み慣れた街の凍った坂を人々が滑り落ちていくのも、もしかしたら初めてみたのかも。
なんといっても彼は、翌日の仕事に備えて早い時間にベッドにいたのでしょうからw

ささやかな事件たちが彼に、今日が昨日と同じだったからといって、明日が今日と同じとは限らないと教えてくれていたように思えます。
定年退職したこれからは、仕事仕事の毎日とは違う日々があるのだと。
自分の気持ちしだいで、どんな日常もありえるんだよ、と。


終わった日常を引きずるよりも、他人の人生を自分のことのように語るよりも、先に進んで自分なりの日々を自分の足で歩いていく方がずっといいものね。

飛べなかったスキージャンプを飛んで、退職してからも着ていた制服を脱いで、新たな一歩を踏み出したホルテンさんの笑顔は素敵でした。

穏やかで押し付けがましくなく、じんわりと観る人の心に沁みる素晴らしい映画だと思います。
何度でも観たい映画です。

冒頭と最後、360度見渡す限りの雪と鉄道の映像が、とても印象的で忘れられません。
by gin_no_tsuki | 2009-04-05 15:09 | 映画